神戸牛(神戸ビーフ)のルーツ

江戸幕府よって続いた鎖国政策が海外との通商に迫られて、1968年、兵庫津(神戸港)が幕府により開港されました。開港時は小さな港でしたが、通商のために外国人が集まり、移住するようになり、神戸には多様な異国文化が入ってきました。
 

その文化の中には、日本では馴染のなかった牛肉を食べるという文化がありました。そんな中、兵庫県北部に位置する但馬地方の農耕牛を、神戸にいたイギリス人に提供したところ、肉の美味しさに衝撃を受けて、その話を聞いた他の外国人も、その牛肉を求めるようになり、いつしか外国人達は、神戸で食べれる牛肉を、『神戸ビーフ』と呼ぶようになりました。
 

但馬地方の農耕用家畜であった”但馬牛”は、その歴史は古く、平安時代の書物にも記載がある牛であり、『神戸ビーフ』は日本の伝統と、異国の文化が融合して生まれたブランドです。
 

その後、明治時代になり、”但馬牛”は日本で初めて牛籍台帳が整備され、他種との交配を避け、兵庫県と農家の人々によって、”純血”を守りながら、今日に至っています。また、“但馬牛”は、その肉質を買われ、今や日本のブランド和牛のルーツともなっております。
 

現在でも、”但馬牛”は兵庫県と農家の人々によって県下全域で大切に、「血統管理」「生産」「飼育」されています。 そして、この兵庫県産”但馬牛”の中でも、厳しい基準をクリアした肉だけが、『神戸牛(神戸ビーフ)』と認定され、呼称することができるのです。
 

当店の『神戸牛(神戸ビーフ)』は、社長自らがセリに赴き、基準を満たした枝肉(えだにく)から、厳選した一頭を、丸ごと買い付けしたものを使用しております。
 
 
 

【但馬牛はブランドビーフのルーツ】

神戸牛や松阪牛、近江牛といった日本が世界に誇るブランドビーフ。実は、神戸牛、松阪牛といった牛の品種は存在しません。それらの牛(素牛)は但馬牛であり、但馬牛はブランドビーフのルーツなのです。各地へ巣立ち、その土地の生産者に大切に肥育された最上級の但馬牛が、ブランドビーフとして高い評価を獲得しています。
(説明文はJAたじまHPより引用)


【神戸牛(神戸ビーフ)の格付け】
良質な筋繊維を持つ但馬牛は、「赤身と脂の旨さ」の絶妙なバランスが特長です。その中でも、より高い格付けがされたものを、『神戸ビーフ』呼んでいます。
(画像は神戸肉流通推進協議会HPより引用)

【神戸市街の街並み】
画面右奥、和田岬方面が兵庫津と呼ばれていた場所。(現在の三菱重工業 神戸造船所 付近) 開港後、港は拡張されて、元町、三宮(画面やや左側)までが、明治時代に発展をした神戸港の場所。 
 
 


【神戸北野異人館街】
異国の商人たちが、港に出入りする船が見やすいように、山手の方に邸宅を構えたことが、山手に異人館街が出来ることになったとも言われています。
(画面左側が神戸港方面)

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